ビンテージクロックウンチク レッドアイ編。
今回は、知ってる人は知っているビンテージクロックのアレコレをお話しします。
その1 Vol.7のコラムで紹介した「スクールクロック」文字盤のなかの不思議な丸い穴。 コレなんだかご存じですか?
これは、「レッドアイ」と呼ばれている穴です。
なんのためかというと、60’s半ばくらいの停電の多かった時代の時計につけられた停電後、丸い穴が赤く変わる「停電お知らせサイン」なんです。
今では電池式の時計が主流になっていますがミッドセンチュリー時代の壁掛け時計は、ほとんどゼンマイ式か電気式。
なので電気式の時計をつけている家庭は、出かけている間に停電して帰ったら知らない間に時間がずれてる!
なんてことが多かったみたいです。 そこで「停電したよ〜!」とお知らせするサインが必要だったわけですね。
STARGLOWさんでもコンセントを抜き差しして見せてもらいました。 しっかり修理されたビンテージクロックは、もちろんレッドアイもしっかり作動します! 停電なんてうれしいことじゃないのに、レッドアイが赤くなってるのを見たらなんかテンションあがっちゃいました!!
そのあと、時計の下についたリューズをひっぱって赤をもとに戻す作業も やりながらニヤニヤしてしまいます。
ガレージで友達とおしゃべりしながら、ふいに時計を見て
「あれ?今日停電あった?」
「え?なんで?!」
「だってレッドアイが赤くなってるから。」
「レッドアイ???」
なんて会話する場面こないかな〜。
実用的でかっこいいスクールクロック。 かっこいいガレージにいかがでしょうか?
取材店情報
店名「STAR GLOW」
熊本県上益城嘉島町上島638-1
TEL/FAX:096-237-3736
FB:https://www.facebook.com/starglow50/