THE MAKER'S

American vintage 塗装加工 vol.80

American vintage 塗装加工 vol.80

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新品にしますか?中古にしますか? と、聞かれたら

そりゃあ誰だって新品を選んじゃいますよね。
だけど、中古じゃなくってヴィンテージって聞くと話は別です。

そうなると、新品よりヴィンテージを選ぶ人が少なからず出てくると思います。

最近では、わざわざ新品のものをヴィンテージ風加工をして商品を販売している人もいらっしゃいますよね。
ブリキ缶とか、デニムとか。それだけ「ヴィンテージ風がかっこいい!」と思う人が増えてきたんですね。

さて、ということで…そろそろ家の建て具も中古、いやヴィンテージ品を選んでみませんか?

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小物や衣服だと取り入れやすいヴィンテージですが、建て具となるとハードルが上がる気がしますよね。

いやいや、でも一度見てみてください。すっごくかっこいいので。
ひとまず取り入れやすい、と思われるドアをご紹介します。

 

まずは、こちらのドア!このペンキの剥げ具合わかりますか? 

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経年劣化したこの味と色、ほれぼれします。
ピーリングといって、わざわざ剥がした加工をする人もいるくらいなんです。
この味は、なかなか出せないですよね。
このドアがあるだけで、その空間の雰囲気がガラッと変わるはずです。
何の変哲もない、マグカップもヴィンテージカップに見えてくるかもしれません。 外の外壁なんかの木材が、こんな感じに剥げていてもかっこよさそう。

つぎは、こちら。

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クラッキングといって、ひびのはいった加工がされています。

最近は、クラッキングメディウムなんてわざわざこのひび割れ感を出すためのペンキも販売されています。

そのくらい、このひび割れ感があるとヴィンテージ感がでてかっこよくなるんです。
本物のヴィンテージ品のひび割れともなると、色々なペンキの色が重なり合ってさぞかしかっこいいでしょう。
想像するだけで、ドア萌えしてしまいます。 家の中でドアを見ながら過ごす一日がでてくるかもしれません。


新しい物ももちろんいいですが、こういったヴィンテージ品も味があっていいものです。

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そして、その経年劣化した雰囲気が嫌になった時は、キレイに塗装したらいいんです。
そして、その塗装が剥げるたびに色を塗り重ねて、重ねて。
また劣化して、ペンキが剥がれ落ち色々な色が見え隠れする。
その色を見るとその色を塗った年のことを思いだす。

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あなたと共に家族と共に、年月を重ねる建て具。
ヴィンテージ家具のそんな新しい味わい方を楽しんでみませんか? 

 


取材店情報
店名「glow」
福岡県粕屋郡新宮町原上1711
TEL:092-410-7067
HP:http://www.glow-furniture.com/


 

COLUMN

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