イームズを語るには避けて通れない!
チャールズ&レイ・イームズ夫妻の最高傑作「イームズ シェルチェア」
1948年から製造されて今でも現行モデルが製造されているので、 知っている人も多いのではないでしょうか?
いや、むしろそんな昔から製造されている椅子だと知らない人もいるかもしれませんね。
大量生産が可能な商品だったため、当時はお手頃な価格で販売されていたんです。
だから価格良し!センス良し!使い勝手良し! ってことで
第二次世界大戦の終わったアメリカ本土に一気に広まりました。
その時代から今に至るまで親しまれ続ける理由は、
やはりその抜群のデザイン性と使い勝手の良さだと思います。
そもそもこのシェルチェアは、1984年にMoMA主催の
「ローコスト家具デザイン」コンペに出したのが始まりと言われています。
背もたれ部分と座面の一体型のチェアで、
当時では最先端の技術で作られたガラス繊維で強化した
FRPというプラスチック素材でできていて、
軽くて丈夫でローコスト!という
その当時では画期的な素材だったのんです。
今ではシェルチェアには、タイプもカラーも素材もたくさんあり、
どんなシーンでもどんな様式の家でもマッチするものが見つけることができます。
だけどやっぱりミッドセンチュリー時代の
FRP素材のシェルチェアが一番かっこいい!
劣化して味がでてくるのもこのタイプ。
使い込んでこそ、どんどんカッコ良くなる!
すり減った椅子の座面からうっすら透けるファイバー感や
独特のマットなテカリがたまりません。
そこにあるだけで、重厚感があってかっこいい空間になってしまう魔法の椅子です。
椅子選びに迷ったら、ぜひ一度このシェルチェアを検討することをおすすめします!
ちなみに写真は、駅などの公共施設などで使用されていた
スタッキングベースのビンテージシェルチェアで、
重ねて収納したり横のフックで連結したりできるタイプです。
グラスファイバーで製造されたヴィンテージものなんで希少価値高めです!
取材店情報
店名「glow」
福岡県粕屋郡新宮町原上1711
TEL:092-410-7067
HP:http://www.glow-furniture.com/