友人宅を訪れて
ある時、新築の友人宅を訪れて「こんな家があるんだ!おしゃれだなー!」と驚きました。しかしマイホームをすでに建てており家族と住んでいた私は、今住んでいる家に満足していましたし、二軒目を建てる予定なんてもちろんなかったので、その時は”おしゃれな家だな”という印象くらいしか感じていませんでした。その時が、メイカーズさんの建てた家を見た最初で最期でした。
印象に残る建物
訪問介護の運営をしていた私は、障害を持たれた方が安心して共同生活をおくるための施設「グループホーム」をいつか建設したいと思っていました。介護保険制度は3年に1回の制度改正があるのですが、2年前の法改正のタイミングでグループホームを立ち上げる決意をしました。その時に、ふと思い出したのがおしゃれな友人宅でした。グループホームとは、かけ離れたイメージの建物でしたが、施設っぽい感じにしたくなかった私は、思い切って友人宅を施工したメイカーズさんを訪ねることにしたのです。
イメージを壊す
施設という壁
通常の住宅と違い、居住型の介護施設には別の住宅基準があります。メイカーズさんでは、こういったグループホームを施行されるのは初めての試みだったようですが、介護施設の住宅基準についても調べていただき、取り組んでくださいました。さらに、居住者さんが車椅子だった場合や、居住者の誰かが感染症になった場合、当直スタッフが全てに目が行き届くように、と色々な面から考えてくださり提案をしてくれました。打ち合わせの際に、そういった様々な角度から考えて提案してくださり、安心感がどんどん増していったのを覚えています。
住むのが自分ではない緊張感
任せるところはプロに任せる!
そして実は、こういった居住型のグループホームでは入所後に「家に帰りたい。」「ここを出たい。」という言葉がでてきたりします。ですが現在のところ、誰もそういった言葉を発する人はいません。むしろ、全く実家に帰らなくなり、親御さんが心配して見にこられるほどの方もいらっしゃいます。それもこれも、メイカーズさんが細部まで居住者の生活を考えて作り上げてくださったからだと思います。打ち合わせでたくさん無理をいいましたが、メイカーズさんは無理を言っても叶えてくれる会社だと私は思います。そして、任せるところはプロに任せる!そうすると想像以上にオシャレでかっこよく満足のいく建物が出来上がりますよ!