お部屋の中の部屋!
家の中に家族と暮らす毎日、でも…誰しも一人になりたい時間ってありますよね?
今日は、そんな時にオススメの椅子をご紹介します。
フィンランドのエーロ・アールニオというデザイナーが1966年に発表したボールを
くり抜いたような形の椅子「ボールチェア」です。
この作品は、不朽の名作チェアといっても過言ではありません。
時代は1950年代前後、アポロ計画や宇宙開発などで人々が宇宙への夢や憧れを強く抱いた年代。
その後の1960年代のモダンデザインを源流に、
1970〜80年代に宇宙にインスパイアされたデザインの建築や家具、ファッションなどが大流行しました。
それを「スペースエイジデザイン」と呼んでおり、
このボールチェアもそのスペースエイジデザインのひとつになります。
もちろん日本でも1970年に開催された大阪万博も後押しし、
メイドインジャパンのスペースエイジデザイン家具・家電も多数存在します。
話は戻りますが…このボールチェア、部屋に置くとものすごい存在感を放つんですが、不思議とどんな家具にもマッチします。
そして、その使い心地たるや…まぁ!
外の音がシャットダウンされて、中から発する音は響くんですね。
天然スピーカー的な。 だから一人ゆっくり読書に集中したいときや、音楽を聴きながらゆっくりしたい時に最高なんです。
左右の視界もさえぎられるので、誰かと一緒に過ごしていても気にならない。
家にいながら一人の時間を有意義に楽しむことができる椅子なんです。
例えるなら、明るい一人映画館的な感じでしょうか。
現在、正規品は復刻版としてドイツのアデルタ社が製造していますが、 探せばヴィンテージ品もでてきます。
ヴィンテージ品ではレッドが多く出回っていますが、
もしブルーを見つけたらそれはレアカラーですので即決するのをお勧めします!
近未来的で斬新なデザインのボールチェアでリビングにスパイスをプラス。
そして、どんな時でもリラックスできるファーストクラスの一人部屋。
そんなボールチェアがあれば、自分の部屋はいらないかもしれませんね。
取材店情報
店名「glow」
福岡県粕屋郡新宮町原上1711
TEL:092-410-7067
HP:http://www.glow-furniture.com/